アロマ

花粉症対策にもアロマがいい~花粉症に効果的なアロマはこれ!

春のスギ花粉だけでなく、夏はブタクサ、秋はイネ科の植物など、今や1年中花粉に悩まされている人も少なくありません。

私もそのひとりで、花粉症なんて無縁!と思っていたら、40代半ばにして「秋の花粉症」になってしまいました。

鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状に悩まされていますが、薬を飲み続けるのもイヤで、アロマテラピーも使いながら花粉症対策をしています。

花粉症の症状を少しでも和らげたい!という人に、効果的なアロマの種類やその使い方をご紹介するので、ぜひ試してみて下さい。

アロマは漢方に似ている!?

漢方薬

西洋医療のお薬は、痛みがあれば痛みを抑え、咳が出ていれば咳を止める、といったようにその症状に対して効くものを処方しますよね。

それに対して漢方は、その症状の奥にあるもの、原因となっていることまでを考えて、体全体を見ながら処方していきます。

アロマテラピーもこれと似たところがあって、たとえば鼻水が出ている時は鼻の症状にいいものを選びながらも、よく眠って体力をつけられるように安眠効果のあるもの、ストレスがたまって疲れて風邪を引いてしまったのなら鎮静(ちんせい)作用で気持ちを落ち着ける、など漢方と同じような考え方で適したアロマを選んでいきます。これをホリスティックアロマテラピーといいます。

花粉症も、その症状を抑えるだけでなく、不快な症状に対するストレスを緩和したり、アレルギー体質を改善していくためにアロマテラピーを役立てることが出来るのです。

花粉症に効果的があるアロマの作用とは

エッセンシャルオイル、アロマオイル、精油

アロマテラピーで使う精油は植物から採りだした高濃度のエキスです。今のような薬の無かった時代には薬用植物を薬として使っていましたが、精油の原料植物の中には、香りがいいだけでなく様々な薬効を持ったものがたくさんあるのです。

その中でも、花粉症の症状を緩和できるアロマの作用はこんなにあるんですよ。

抗カタル作用

カタル症状とは

  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • のどの痛み
  • 目のかゆみ
  • 涙目
    など、風邪の諸症状といわれるものですね。

風邪の原因はウィルス、花粉症は花粉ですが、症状としてはほぼ同じようなものです。アロマオイルにはこれらの症状を緩和する抗カタル作用があります。

去痰(きょたん)作用

喉に絡んだ痰をきる作用です。花粉症で鼻水がたくさん出ている時は、鼻の奥にたまって喉に流れ込んできますよね。

そうすると痰になってしまうので、喉がイガイガしたり咳が出たりして苦しいですね。そのような症状を緩和してくれる作用です。

免疫調整作用

免疫力が低下している時はそれを上げる作用、過剰な時は抑えるという、免疫機能を調整する作用のことです。

花粉症は免疫システムの過剰反応ですから、どちらかというと抑えた方がいいんですね。

抗炎症作用

粘膜などの炎症を抑える作用です。喉や鼻の粘膜が炎症を起こしている時に役立ちます。

鎮痛(ちんつう)作用

痛みを抑える作用です。喉や鼻の痛みだけでなく、頭痛や胃痛などの痛みも抑えてくれます。

鎮静(ちんせい)作用/リラックス作用

イライラを和らげて気持ちを落ち着ける作用のことです。ずーっと鼻水が出っぱなしだとストレスがたまりますよね。仕事にも家事にも集中できないですし、イライラします。そんな気持ちを和らげてくれる作用です。

花粉症によいオススメアロマ

ユーカリ

それでは具体的にどんなアロマを使ったらいいのかをご紹介しますね。

ユーカリ・ラディアタ

ユーカリはコアラのえさとしても有名な植物で、オーストラリアに生息する大きな樹です。クリアでスッキリした香りはぐずぐずした鼻を楽にしてくれるので、花粉症はもちろん、風邪を引いた時にもおすすめのアロマです。

ユーカリには色々な種類があるのですが、鼻水や鼻づまりに使うのはユーカリ・ラディアタかユーカリ・グロブルスという品種です。ユーカリ・グロブルスよりもユーカリ・ラディアタの方が香りが柔らかく、作用も穏やかなのでお子さんにも使えます。

ニアウリ

ユーカリと似た香りですが、ユーカリよりも少し作用が穏やかなアロマオイル。どちらがいいか、というと香りの好みで選んでもらえばいいかなと思います。

ティーツリー

インフルエンザの予防にも良いアロマオイルで、樹木系のスッキリした香りです。鼻や喉の症状全般に使えます。

サイプレス

咳止めにはサイプレスがおすすめ。鼻の症状と一緒に咳が出る時は、ユーカリとブレンドして使うといいですよ。

ローレル

月桂樹、ローリエとも呼ばれるアロマオイルです。鼻水、鼻づまり、咳など花粉症の諸症状に有効です。

ラヴィンツァラ

免疫力の調整作用があるラヴィンツァラ。他のオイルとあわせて使うといいでしょう。

ブラック・スプルース

極度の疲労を回復させるためのアロマオイル。花粉症の症状が続くと、疲れてしまい集中力も続きませんよね。ストレスが続くと花粉症の症状がひどくなる人におすすめです。

ラベンダー

花粉症の症状が続くと、疲れてイライラしませんか?そんな時にストレスを和らげて気持ちをリラックスさせてくれるアロマオイルです。

カモミール・ローマン

カモミールの花から採れるとても高価なアロマオイルです。抗アレルギー作用があるので、即効性はありませんが、継続して使うことでアレルギー体質の改善効果が期待でできます。

柑橘系のアロマ

レモンやグレープフルーツなど、柑橘系のアロマは気分をリフレッシュさせる効果があります。ユーカリなどと組み合わせて使うと、辛い症状を和らげながら気分もすっきりしますよ。

花粉症が辛い時のアロマの使い方

マスク

鼻水、鼻づまりが辛い〜!と思った時の使い方です。私はこれらの使い方を最初に試して、それでもどうにもならない時だけアレルギーの薬を飲んでいます。

症状が軽ければ、これでも十分効果があると思います。

ティッテュにたらして嗅ぐ

応急処置として一番簡単なのがティッシュにたらして嗅ぐことです。アロマオイルを1〜2滴たらしてゆっくりと香りを吸い込んで下さい。呼吸が少し楽になってくると思います。

寝る時は枕元に置いておくと香りのリラックス効果も得られるのでおすすめです。

マグカップにたらして嗅ぐ

鼻づまりが辛い!というときは、マグカップに熱めのお湯(80度くらい)を張ってそこにアロマオイルをたらします。

ティッシュで嗅ぐよりもお湯の熱が加わるので、より香りが立ちます。強く香るので、刺激にならないように目を閉じながら香りを吸い込んでください。

マスクにつける

出かける時はマスクの下の部分に1〜2滴たらしておくといいですよ。香りは下から上にあがってくるので、鼻の部分につけるよりも下につけておいた方が香りを吸い込みやすくなりますよ。

アロマバスで楽しむ

お風呂で使えばお湯に入ることのリラックス効果も得られますし、蒸気と一緒に香りを吸い込むので鼻が通って呼吸が楽になります。

アロマオイルは水に溶けないので、お風呂に入れる時は、天然塩やお酒、はちみつなどと混ぜてから入れるようにしましょう。

簡単バスソルト
  • 天然塩 大さじ2〜3
  • アロマオイル 3〜5滴

これを混ぜて湯船に入れるだけ。よく混ぜてから入って下さい。花粉症にいいオイルだけでなく、自分が好きな香りを混ぜてもいいですね。

<ブレンド例>

  • ユーカリ・ラディアタ+レモン
  • ユーカリ・ラディアタ+ラヴィンツァラ
  • サイプレス+グレープフルーツ
  • ローレル+ベルガモット
  • ティーツリー+マンダリン

など、組み合わせは無限大です。その日の気分に合わせて好きな香りを選んでみて下さい。

オイルやジェルで薄めて胸に塗る

寝る前は植物オイルや水溶性ジェルで薄めて胸に塗っておくと、自分の体温で温められた香りが上がってくるので、呼吸が楽になります。お手製のヴィックスヴェポラッブというわけです。寝ている間にマスクを出来ないお子さんにも使える方法です。

花粉症オイル
  • ホホバオイルなど(または水溶性ジェル) 小さじ1
  • アロマオイル 1〜2滴

よく混ぜてから胸に塗って下さい。オイルを使うよりも水溶性ジェルの方がアロマの浸透がよく、またべたつかないのでおすすめです。

水溶性ジェルはアロマショップや手作りコスメのお店で購入できます。

禁断の直塗り

アロマオイルは原則として原液を使ってはいけません。直に塗ると肌への刺激が強いため、基本的には上記の使い方のように、何かに薄めて使うようにします。

ですから、「直に塗る」という方法は自己責任になりますので、もし試される場合はそれを念頭に置いておいていただきたいのですが、私が試して一番効果があったのがこの方法でした。

私は季節の変わり目になると肌がかゆくなったり、疲れると肌の調子が悪くなる敏感肌ですが、この方法で肌トラブルは起きたことが無いので、子供たちにもたまにやっています。

アロマオイルを1滴手の平にたらして、それを指で取り、小鼻の上、ちょうど鼻の骨のある辺りの両脇に少し塗ります。そうすると、スコーン!と鼻が通って、鼻づまりが解消されます。

使うなら、ユーカリ・ラディアタかニアウリがおすすめです。

絶対にじかにさわってはいけないアロマオイル
  • クローブ
  • シナモン
  • アジョワン
  • オレガノ
  • タイム・チモール

などのアロマオイルは皮膚刺激がとても強く、うっかりさわると大変なことになる場合があります。

私がメディカルアロマの講師として授業を行っていた時のことです。シナモンの香りを生徒に試してもらおうと思い、まず自分で嗅いでみてから生徒に手渡したのですが、そのときうっかりドロッパー(精油が出てくるところ)の部分が鼻に触れてしまいました。

その時の痛みといったら尋常ではなく、洗い流してもひりひり痛くて、1時間ほど痛みが続きました。

幸い赤みが残るようなことはありませんでしたが、シナモンがこれほど皮膚刺激が強いとは思っていなかったので、以後は気をつけるようにしました。

皆さんも、うっかりさわらないように気をつけてください。

アロマテラピーでもっと身体と対話しよう

ラベンダー、アロマ

アロマテラピーを始めると、自分の体調に敏感になります。

それは、アロマオイルを選ぶ際に、今の気分はどうかな?と考えることもありますし、今日はちょっと疲れているからこの香りにしようとか、風邪気味だからこれを使おう、というように、自分の気分や体調がどのような状態なのかを考えるようになるからです。

ですから、アロマテラピーは単に香りを楽しむというよりも、自分の心や身体との対話ともいえます。

心や身体の声をもっと聞いてあげれば、ストレスや疲労がピークになる前に対処することが出来るでしょう。病気を防ぐことにもつながるので、自分をいたわるためのツールとして、アロマテラピーをもっと日々の暮らしの中で使って欲しいと思います。

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