アロマオイル

アロマ

生理痛を和らげるアロマ〜更年期障害などの女性の不調全般に

生理痛、生理不順、更年期障害・・・。女性を悩ませるホルモンバランス。イライラするし、やる気も出ないし、だるいしと心身ともに疲れてしまっていませんか。

薬はあまり使いたくないけれど、仕方なく痛み止めなどを使っている人も多いでしょう。そんな女性の不調も、アロマテラピーで解消しませんか?

アロマテラピーで使う精油の中には、女性の不調をサポートしてくれるものが色々あるんです。今回は、生理痛や更年期障害に役立つアロマのご紹介をします。

女性ホルモンの働き

女性ホルモンには2種類あります。

  • 卵胞ホルモン(エストロゲン)
  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)

排卵の準備のためにエストロゲンが分泌されて子宮内膜が暑くなっていきます。そして排卵が起きます。その後、妊娠を維持するためにプロゲステロンが分泌されます。妊娠していない場合は子宮内膜がはがれ落ち排出されますが、この一連の流れが生理の仕組み。

排卵までが2週間、排卵から生理開始までが2週間、およそ4週間が生理周期となりますが、女性ホルモンのバランスが乱れるとこの周期が極端に短くなったり、または長くなったりして生理に影響が出てくるのです。

生理痛の原因は?

生理痛の原因はいくつもあるのと、痛む場所もそれぞれ違いますし、痛み方、痛みの度合いも人それぞれ。

プロスタグランジン

プロスタグランジンというのはホルモンの一種なのですが、子宮を収縮させたり経穴を胚珠すする働きがあるので、これがたくさん出ると子宮がキューッとなってしまい、痛みが出るといわれています。

ストレス

ストレスは万病の元ですが、私たち女性の身体は意外と繊細なもので、女性ホルモンのバランスもストレスの影響を大きく受けます。バランスが乱れると精神的にも不安定になったりイライラしたり、生理痛が強くなったりするといわれています。

婦人科系の病気

子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因で痛みが強くなることがあります。これらの病気は「産婦人科」を受診しても発見してもらえないことがあり、痛みの原因が分からないまま放置されてしまいがちです。

私も子宮内膜症を患いましたが、痛みが出てから2年間、どこの病院でも「異常なし」と診断され、痛み止めを処方されるだけでした。婦人科系の病気は「婦人科」でないとわからないことが多いのだそうです。私も専門のクリニックで診てもらってようやく子宮内膜症だったことがわかりました。もしあまりにも生理痛がひどい、と思う場合は「婦人科」を受診した方がいいでしょう。

生理前症候群(PMS)

プロゲステロンが分泌されることによって、微熱が出たりむくんだり、イライラしたり、妊娠したときと同じような状態になることがあります。これを生理前症候群といいますが、ホルモンのせいであり病気ではありません。

更年期障害とは?

日本人女性の閉経の平均年齢はおよそ50歳といわれています。その年齢を挟んだ前後の5年間、45歳くらいから55歳くらいまでを「更年期」と呼んでいます。

この間、エストロゲンの分泌が徐々に減っていくことにより、様々な不調が起こることがあります。「ホルモンが足りないよ!」と脳から指令が来るものの、卵巣にはもう分泌できるホルモンがない、でも指令が来ているからがんばろうとすることで、イライラしたりのぼせたり、だるくなったりと「不定愁訴」と呼ばれる不調が起きてしまうのです。

女性の不調に役立つアロマの薬理作用

アロマオイル

生理にまつわる色々な不調、それに役立つアロマの薬理(やくり)作用をご説明しましょう。薬理作用とは、薬のような働きのこと。精油は香りを楽しむだけでなく、このような働きがあるんですよ。

エストロゲン様作用(えすとろげんようさよう)

女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするという意味です。女性ホルモンのバランスを整えて、女性の不調の改善に役立ちます。

鎮痛作用(ちんつうさよう)

痛みを和らげる、痛みを抑えるという働きのことです。生理痛以外にも、頭痛や胃痛、筋肉痛など身体のあらゆる痛みを解消します。

鎮痙攣作用(ちんけいれんさよう)

主に内臓の筋肉の痙攣や収縮を和らげる働きのことで、例えば子宮の筋肉がキューット痙攣することで痛みが出るので、それをゆるめることで痛みを和らげます。

鎮静作用(ちんせいさよう)

イライラを鎮めたり、不安を和らげたりして気持ちをリラックスさせる働きのことです。

自律神経調整作用

自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを取ることによって、イライラを和らげたりストレスを解消したりする働きのことです。自律神経は自分の意思でコントロールできませんから、アロマが役に立つのです。

誘眠作用(ゆうみんさよう)

気持ちを和らげて、よい眠りにつくサポートをする働きのことです。

女性の不調に役立つアロマの種類

それでは女性の不調には具体的にどのような精油を使えば良いのか、その種類をご紹介しますね。

クラリセージの効能

クラリセージ

クラリセージというシソ科の植物から採れるアロマは、女性の不調全般に有効で、生理痛から生理不順、更年期障害まで幅広く対応できます。女性の不調といったらクラリセージ、というくらいよく使われる精油です。

クラリセージに含まれる「スクラレオール」という成分が女性ホルモンと似た働きをするのですが、全成分のわずか5%ほどしか含まれていません。精油は一番含有量の多い「主成分」が必ずしもメインの働きをするわけではない、というのが面白いところです。

痛みを抑えるアロマ

痛みを抑えてくれるアロマには、

  • ペパーミント
  • ラベンダー
  • ウィンターグリーン
    などがあります。生理痛だけでなく、頭痛などにもいいですよ。

筋肉の緊張を抑えるアロマ

  • アニス
  • スターアニス
  • フェンネル

などは、鎮痙攣作用にくわえエストロゲン様作用もあるので、生理痛が重い人におすすめです。

さらに、

  • バジル
  • タラゴン
    なども鎮痙攣作用があるので、クラリセージと組み合わせて使ってもいいですね。

リラックス効果のあるアロマ

  • ラベンダー
  • ローズウッド
  • マンダリン
  • ゼラニウム
  • イランイラン
  • ジャスミン
    などがおすすめです。

自律神経のバランスを取るアロマ

  • バジル
  • マジョラム
  • ベルガモット
    などがおすすめです。

寝つきを良くするアロマ

  • マンダリン
  • ラベンダー
  • プチグレン
  • ローレル
    などがおすすめです。

アロマをブレンドして使ってみよう

実際にどうやって使ったらいいの?という方のために、ブレンドの例を。

生理痛ブレンド

以下のブレンドを、植物オイルまたは水溶性ジェル小さじ1で薄めて、お腹や腰に塗ってマッサージして下さい。

◆ブレンド1
クラリセージ 1滴
ペパーミント 1滴

◆ブレンド2
クラリセージ 1滴
ラベンダー 1滴

◆ブレンド3
クラリセージ 1滴
ベルガモット 1滴

◆ブレンド4
アニス 1滴
バジル 1滴

◆ブレンド5
フェンネル 1滴
まんだり1 1滴

生理前症候群ブレンド

以下のブレンドを、植物オイルまたは水溶性ジェル小さじ1で薄めて、お腹や腰に塗ってマッサージして下さい。

◆ブレンド1
クラリセージ 1滴
ラベンダー 1滴

◆ブレンド2
クラリセージ 1滴
マジョラム 1滴

◆ブレンド3
クラリセージ 1滴
ローズウッド 1滴

更年期障害ブレンド

以下のブレンドを、植物オイルまたは水溶性ジェル小さじ1で薄めて、お腹や腰に塗ってマッサージして下さい。もしくはティッシュにたらして香りを楽しむだけでもいいですよ。

◆ブレンド1
マジョラム 1滴
マンダリン 1滴
クラリセージ 1滴

◆ブレンド2
ベルガモット 1滴
マジョラム 1滴

◆ブレンド3
ゼラニウム 1滴
クラリセージ 1滴

アロマを使って上手に生理痛とつき合う

女性ホルモンのバランスはストレスや疲労でバランスが乱れやすく、それによって様々な不調が起きてしまいます。

今回ご紹介したアロマ以外にも、ご自分が心地よいと感じる香りがあればそれでも十分リラックスできます。これさえあれば大丈夫、生理痛も乗り切れる!と思うことがとても大事。不安や心配は痛みを強めてしまいますから、気持ちをリラックスさせるだけでも十分効果が期待できます。

疲れたら休む!これが一番大切ですが、忙しい毎日、自分のために休む時間なんてありませんよね。だからこそ、アロマテラピーを取り入れて、上手に体調管理をして欲しいと思います。

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